超望遠レンズをまさかの衝動買い
お値段驚きの35,000円.OSなしかと思っちゃったほど安い.
安い理由は1つ.外観の程度が悪いこと.特に三脚座周りの塗装かなり剥げていて使い込んだ感が激しい.その割に光学系は綺麗で思いのほか丁寧に扱われていたように思える.
一見してデカい,太い.フィルター径は86mm保護フィルターすら高くて買う気がおきない.重量は1780gと結構重いのだが,形の割には軽い.むしろ望遠ズームのニコンVR70-200mmF2.8の方が重く感じる位.ガラスの塊感が全くないのだ.
手持ちは結構厳しそうに見えるのだがバランスがいいのか構えた時に意外としっくりくる.手振れ補正(OS)のスイッチをONにすると一呼吸置いてピタッと像が止まる.作動音がやや大きいがそれでもニコンVR70-200mmF2.8よりは静かだ.撮影した画像にもその効果がきちっと現れていて手振れ補正の効果は結構高そうだ.500mmで手持ちができるというのはなかなか新鮮.
もっとも被写体ブレも目立つのでシャッター速度は常に早めになるように努めなくてはならない.
写りは普通,というべか.500mmではエッジが滲んだような甘い描写になる.300mm位までは結構シャープで比べてはいないけどVR70-300mmで300mmを使うよりは満足度の高い描写が得られそうだ.望遠ズームのクオリティで超望遠レンズを作ったという感じ.外見は立派だがAF作動を含めて造りや写りは普及価格版の延長といった感じだ.
問題はレンズ全長が252mmもあるので一般的なカメラバッグには収まりきらない.レンズ外径96mmとさらに外径の大きなフードも邪魔で持ち運びにはそれなりの覚悟が必要であることは間違いない.
一番の問題はいつ使うか?時々撮りに行くモータースポーツや流鏑馬みたいな近くでは撮ることができないイベントでハッタリを効かすとき位か
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