山水荘別館
あ,最近廃墟行ってねぇなぁ.天気良くないし,梅雨だからなぁと思っていたけど,今日は先生ばっちり晴れてまっせ.
このまま家にいるのも勿体ないし,洗車しようかと思っていたけど,あまりに暑すぎてダメそうだったので,遅出の廃墟探索.
何となく,足が埼玉方面へ向いた.
場所は山水荘別館.
名前をモロに出すのは,この所在地が毛呂山町だから( ゚д゚)?ではなくて,解体を確認したからである. 正確には3分の1が解体されていた.
中途半端に解体されていて,侵入は考えるまでもなく超簡単.
ただし,釣り客からモロ見えというのがちょっと痛い.
物件の周りでうろうろしていると
「あなた,工事関係の方ですか?」と
おっさんに声を掛けられた.
正直に「え?違います」というと
その人は,どうやら工事の請負主らしく今後の物件の行方について聴いてみた.
とまぁ,書くと取材したみたいで格好いいけどおっさんビール片手で飲むに従って上弁になるし,仕舞いにはせがれの話や孫の話~手持ちの座布団(UFOキャッチャーの景品)の話まで炎天下の元いらん時間を過ごすことになってしまった.
ま,まとめると山水荘のオーナーは経営難で手放し,新たに出資者が現れたそうな.で,なんか新しいのを作るらしい.ドッグラン?みたいな様子だったけど,「俺は解体の仕事やっているだけだから,何を作るかは良く知らねぇ」とのこと.
なんでも重機でぶっ壊しすぎた?らしく,週明けは修復しなきゃいけない箇所があるとか.話が,支離滅裂??
「ここのお風呂は乙女の湯」って言うんだと中にも詳しそうだったので,
「なら,見てもいい?」と切り出すと
「そりゃ,できねぇな.まむしとか出るぞ」と脅し?
思わず
「今まで,そんなの見たことないですよ~」って切り出しそうになっちゃった.
30分くらいおじさんの酒の肴になってやって,別れた後に人目を盗んでこっそり,侵入.3分の1がなくなっているのが今となっては痛い.さすがに人の目があるので長居はしたくない.
中身は,比較的新しいだけあって,廃墟らしさはほとんど感じられない.保存状態はかなり良好で,大広間にはカラオケや座布団などなど舞台設備が完備.唯一の不自然さはサバゲーの跡があって机の並びが妙なくらいだ.
部屋は釣り客を見越したような,ベッドだけみたいなクソ狭い(3畳くらい)部屋とオーソドックスな旅館の部屋の2種類.オーソドックスな部屋には鳥の名前が付けられている.クソ狭い部屋は,『34号室』みたいな表示が『紙に手書き』で書かれているいい加減っぷり.
そして,自慢?の乙女の湯はどこ~っと探していると薄暗い廊下の奥.床に大きめの蜘蛛がいてちょっと腐食がぁゃιぃ床を抜けて行くと,あった!え゛~普通の風呂じゃん.あんま広くもないし.と,おじさんの話っぷりから想像より相当期待はずれのありきたりの浴槽が存在してた.ちなみに女性用?は家庭風呂並みの狭さ!ひでぇ.
良くも悪くも絶妙なタイミングで来てしまった山水荘.リニューアルが決まっているからお初でありながら見納め.
今日は,山水荘に呼ばれたのかなぁ.
さようなら,山水荘別館.
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コメント
燃えた、、、
投稿: | 2011年10月27日 (木) 03時12分
えっ
本当ですか.
不審火はいやですねぇ.
こうやってブログに載せてしまうこと自体が犯罪を助長していると言われてしまうのが辛いです.
投稿: 廃 КИЁ | 2011年10月27日 (木) 22時23分