中華レンズを買ってみました
amazonでレンズをボケーっと眺めていたところ
手頃な価格でおいしそうなスペックのレンズがあったのでついポチッとクリックしてしまった。
買ったのはYONGNUO(ヨンヌオ)という中国メーカのYN35mmF2(Nikonマウント)。YONGNUOは激安フラッシュとして結構名の知れたメーカである。メーカHPはここ。50mmF1.8、85mmF1.8、100mmF2も作っている。
光学系はキヤノンEF35mmF2(ISの付かない旧型)とウリ2つ。
YN35mmF2
ちなみにコピー元のEF35mmF2は1990年の発売。結構古い。光学系は完全コピーと思いきや絞り羽根枚数は5枚→7枚へとスペックアップしている。
納期は注文してから約2週間。中国からやって来た。箱は金色を基調としていてニコン純正に近い?とも言えなくないがデザインは全く違う。
デザインはAF-S50mmF1.8Gに似ているが金文字の銘板はないし「YONGNUO」というロゴがあるからニコン純正と間違えてしまうことはない。フード用のバヨネットはあるがフードはオプションでも用意されていないようだ。キヤノンマウントもあり、こちらはEF50mmF1.8IIにそっくりな外観をしている。
AFは超音波モータではなくDCモータ。その割に音は静かだがAF速度は遅い。ざっと見た感じ精度自体は問題なさそう。フォーカスリングはAF時には回転しない。
AF/MFを切り替えるとちょっとおかしい。まずAF/MF切り替えが純正と逆。マウント側にスイッチを切り替えるとAFになるというレンズをこれまで見たことがない。
MFに切り替えてフォーカスリングを回すとさらにビックリ。なんとフォーカスリングの回転方向と指標の回転方向が逆なのだ。さらに無限遠側にはメカストッパーがある一方で最短側はストッパーが何もなくカリカリと壊れそうな音がする。
つまり一見コピーレンズっぽいが中身はほとんどオリジナルと思われる。
AFレンズとはいえその出来は10年以上前のレベル。古いAFレンズの中古を買うならこの選択肢もありか?と言いたいところだが最短側MFの回転ストッパーがないという設計ミスは一般ユーザーには勧められるレベルではない。
ただ、コピーとはいえ中国の会社がAFレンズを作れる技術を有していることに危惧した方が良いと思う。10年後にはオリジナルデザインの低価格レンズをラインナップしている可能性だってあるのだ。
試写の結果はのちほど。
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