旧奈良監獄見学会に行ってきました-その2-
奈良少年刑務所という名前だが収監されていた人はほとんどが20代だったとか。刑も更生の見込みのある軽い人が多かったようだ。ちなみに女性はいない。
雑居房も広いだけでトイレと洗面所があるだけ。トイレも個室ではなく部屋の他の人からは丸見え。プライバシーなんてないに等しい。
入口で渡された中の見取り図。
舎房が放射状に伸びているのがわかる。それぞれの舎房の廊下の突き当たりには扉があり作業場へと抜けられるようになっている。
右下にある小さなコメント「報道関係者の取材が入るかもしれません」って書かれている。実は私の元にやってきた。地方テレビだったので放映で使われたかどうかは不明。もしかして元囚人と思われたのかな?
老松温泉の件といい廃墟っぽい物件でのインタビュー率はここのところ高め。
(老松温泉のインタビューは朝のニュースで全国放送された)
Df+A007
奈良刑務所も築109年の建物なので老朽化が進んでいてところどころ廃墟の香りも漂ってくる。
刑務所の作業場。
何もない空間になっていたが実際には物が置かれていたとのこと。往時のままかと思っていたら既に解体準備は始まっているようだ。
作業場のトイレは扉が無く全てが丸見え。
トイレを熱心に撮っている人は私くらいかな?雰囲気が廃墟のトイレに通ずるものがあってついつい興味が増幅してしまう。
外に出ると小さな庭がある。
この写真だけだと歴史のある迎賓館のようにも見えてくる
そんな裏の顔
建屋から完全に独立した独房。精神異常者を収監するところらしい。
見た目は完全に動物の檻
「自立更生」
受刑者の心に染みる言葉なのだろうか。バランスの悪いだるま落とし風のデザインがまた良い。
そういや最近「真面目に講習会で更正」的なタイトルのブログを書いている人を見たような気がする。
もしやあのお方は塀の中の空気を吸ったことがあるのかな?
施設自体はそれほど大きくないのだが順路はまるで迷路のようでたっぷり1時間半以上も滞在していた。1Lあった飲み物も底をついてきたので刑務所をあとに帰路に着いた。
ホントは市街地を歩こうかな…と思っていたんだけど肩に食い込むカメラバッグが痛くって…、タムロンSP24-70mmF2.8Di VC(A007)、シグマ12-24mmF4DG ARTはどちらもとても重い。
新名神高速に入った辺りでゲリラ豪雨の洗礼を受けた。
ウォータースクリーンの中でも機能するCX-7のレーダークルーズコントロールはある意味すごいただ追従するクルマがいなくなると急加速を始めるのは怖い
(カメラがついてないから天候は判断できない)
そして東名名物?の大和トンネルの大渋滞は21時過ぎても解消せずモロに嵌り、渋滞が苦手なCX-7はしばらくギクシャク運転…。
往復900kmの燃費は11.5km/Lと渋滞した割には良かった。
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コメント
成人が収監される「少年刑務所」なら26歳未満のY級受刑者用ですね…知りませんけど。
昭和初期まではトイレも丸見えだったようですが、現在は腰から下だけは隠せるようになっており、ただ水を流すのはセルフではなく刑務官に「便水願います」と申告して流してもらいます…知りませんけど。
「講習会で更正」って誰なんだろ〜ってクリックしたら…なんじゃいこりゃぁ(*`Д´)ノ!!!
瑞古さんには特製ガリガリ君ハバネロ味を賞味してもらいましょうかね(* ̄ー ̄)
投稿: 八馬力 | 2017年7月20日 (木) 07時10分
元囚人 八馬力さま
さすがは経験者!色々と詳しいですね。
ちなみに刑務所に書かれていたのは『更生』、リンク先は『更正』なのでちょっと意味が違いますね。
書いたご本人はどっちの意味で使ったのかは聞いてみないとわかりませんけど😃💦
それではガリガリ君楽しみにしてまーす🎵
投稿: 瑞古 | 2017年7月20日 (木) 08時03分