D850を使ってみて気になったこと
オーナーになって使い込んでみて気になったことをつらつらと…
・わかっていたけどやっぱり重い
カメラだけで1kgオーバー、レンズをつければ1.5kg近い。首にかけて持って歩くにはかなり重い。一日歩くようなシーンではDfでいいかな、と思ってしまう。
重量が軽減できるストラップ(ネオプレン製)を色々検討しているがこれだというのがなくてなかなか購入に至っていない。
・やっとXQDカードを購入した
メディアはSONYの安いXQD64GB(QD-M64A)を買った。読み出し440MB/sec、書き込み150MB/secの最も遅いXQDカードだがそれでもSDHCカードより十分早いことが体感できる。ただ自分の使い方では連写も動画もしないので恩恵を受けるのは画像転送時(読み出し)だけなのだ。
・Fn2ボタンの使い道がない
D850にはFn2ボタンがありボタンをカスタマイズできるようになっている。
ところが、設定できる項目が以下の3つと非常に少ない。
・マイメニュー
・マイメニューのトップ項目へジャンプ
・レーティング
レーティングは個人的には使い道がないので、マイメニューにしようと考えていたのだが落とし穴があった。
マイメニューとは、メニューを開いたときに一番下に表示されるタブでマイメニュー自体を最近設定した項目に変更することができる。
ところがこの機能の組み合わせが曲者でマイメニューを最近設定した項目に変更しているとFn2ボタンでもマイメニュー表示ができない。Fn2で最近設定した項目を出してくれればいいじゃん、と思うのだがそんな融通も利かない仕様になっている。
Fn2は押しやすい位置にあるボタンなのだが私の設定の場合何も機能せずただの飾りと化している。
・MB-D18+EN-EL18の組み合わせは連写しなくても使ってみる価値がある。
装着すると連写速度が7コマ/秒から9コマ/秒にアップするEN-EL18充電池。スペックだけかと思いきや1コマシャッター切っただけではっきりと体感できるほどメカ駆動系全体が機敏になりシャッターのキレが良くなる。
ノーマルのD850のシャッター音の印象はD750と近い感じだが、MB-D18+EN-EL18の組み合わせを使うことによりD5に近いシャッター音に変わる。
擬音語で表すとカシャンがカシャに変わる感じ。
ただしシャッターショックは増えていそうな感じなので使い道によってはマイナスになる可能性がありそうだ。
・AF測距精度は素晴らしい
AF測距は周辺まで安定してピントが合うようになり実用性が高まった。今まで夜景を2度撮りに行っているが問題なく合焦した。AF補助光はないが困ったことはない。今まで使っていたD4より良いし、中心以外の測距点の信頼性が著しく低いDfとは雲泥の差。
・AEは性能UPがあまり体感できない
AEセンサは、鳴り物入りの割には精度の高さを感じられずはっきり言って今までと大して変わらない。
・ホワイトバランスは新しく搭載された自然光オートがお気に入り
アイコンでもわかる通り晴天を基本にしたホワイトバランスで人の見た目に近い色合いに仕上りが特徴。リバーサルフィルム近い仕上がりを望んていた人にとってはハマる設定だと思う。
・RAWの画像サイズ変更がメニューからしかできない
D850の高画素数を持て余し基本的にMサイズで運用している私。当然RAWもMサイズに設定しているが時々Lサイズに変更したいな、と思う時がある。
しかし、RAWの画像サイズ変更はメニューからしかできない。JPEGの画像サイズ変更はQUALボタンからできるのになぜ?
UI設計の狙いとしてはうっかりミスでRAWの画像サイズを変更してしまわないようにしていると思われる。それこそ個人的には使い道がないFn2ボタンに機能割り当てができたら嬉しい。
・高感度撮影はJPEGに任せた方が良さそう!?
高感度ノイズはRAWを見るとそれなりに多いが同時記録されたJPEGを見るとディテールを残しながらもノイズもかなり抑えられている。
きっとカメラ内処理がかなり上手いのだろう。Lightroomでも軽減できるが高感度画質を求めるのであればJPEGの方が良い結果が得られそうな気がした。
ざっと上げた感じはこんなところ。また半年ほど経って忘れてなかったら感想を書く予定だ。
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