H温泉の旅-その2-
中をどんどん見て行こう。
館内案内図を見てもカオスな建物構造。1階に2xxの部屋がある、連絡通路があるのは1階と2階だけなどとにかく迷路のような構造のこのホテル。更に真っ暗だとどこにいるのかすら分からなくなる。
こんな案内図があるが騙されていはいけない。
D850+SP35mmF1.8Di VC USD(F012)
天狗神社へ通じる連絡通路は崩落してるし、中央棟なんてという建物はなく恐らく祥天閣のことを指していると思われる。そもそも天狗神社の英訳が「The god of tengu」ってどう考えてもおかしい。ホテルの名称は国際ホテル気取りだったがどうも英語は苦手だったようだ。
部屋は鍵が開いていたり閉まっていたりするが、開いている部屋は金属泥棒が入った形跡がある。
D850+SP35mmF1.8Di VC USD(F012)
このホテル、主に団体客の集客を見込んでいたようでハイシーズンはスキーのできる冬。和室がほとんどで洋室は非常に少ない。トイレもほとんどが和式で当時のコメントにも設備が古いと評価されていた。
廃墟とデパートの評する理由がこれ。上の写真と同じ施設とは思えないでしょ?
遊燕閣の通路に当たる部分だが、豪雪地帯とはいえ廃墟年齢10年程度でここまで朽ちるか?というほどの朽ち果てっぷり。この遊燕閣末期は、客室ではなく男性寮として使われていたようで営業当時からかなり老朽化が進んでいたと思われる。
ペナルティを課すと書かれた使用心得の貼り紙はかなり厳しい内容が書かれている。冬場の暖房の設定温度が10℃って低すぎませんか?ちなみに職場に向かう途中の客室が一番高い部屋と書かれているのでどうやら看雲閣が最も高い部屋だったようだ。
部屋は、民宿みたいな質素な畳におせんべいみたいな布団があるだけ。もちろんトイレは部屋にはない。待遇はもう1つの男性寮の方がずっと良さそうだ。
古い建物と言えば記念館。
往時は祥天閣の2階から連絡通路があったようだが完全に崩落してしまったようでがれきが残るのみ。
実は、1階ロビーの裏手に扉があり古い石段を使って記念館にアクセスすることができる。湯気が立っているのは未だに温泉が湧いているから。記念館にアクセスするには湯気の近くを通る必要があるが暑いし臭い。敷地内に温泉が湧いている廃墟ホテルは雲仙グランドホテル以来だ。
温泉が湧いている隣にあるのが天狗神社。かなり小さい。
記念館の中はというとちゃんと部屋がある。館内案内2階の351~353号室と251~253号室というのは記念館の部屋のことを指している。
しかしなんで部屋にバランスボールが!?理解に苦しむ。
中の設備はすべてにおいて当時のままでトイレも非常に古くリフォームした形跡がない。しかも2階(351~353号室)は崩れていて行くことすら不可能。実はうっかり管理人の書斎を2階にあるものと勘違いしていてスルーしてしまっていた。ここは2階とか3階とか言われてもよく分からない。とにかく混乱する物件だ。館内ガイドがいて欲しいw
長くなったので続きは後ほど。
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